ツバメの雛との3日間

編集部の沢井です。

先日、会社で席を並べる岩渕から、思いがけないものをもらいました。



巣から落ちたツバメの雛4羽!
けっこう育っていますが、口元が黄色いのはまだ大人になっていない証しだそうです。

軽はずみに「もらうもらう!」と言ったものの、調べてみると野鳥を巣立ちまで人の手で育てるのはなかなか難しそう。。。
アッサリとひるんだ私は、保護センターで育ててもらえないものかと市役所に問い合わせてみました。

が、「雛を育てるのは難しいので、引き取っていない」との返答。
こりゃあ、何とかするしかないぞ、ということで、まずはエサの確保です。

ペットショップで「ミールワーム」という生き餌(小さなイモムシみたいなやつ。なかなかグロいので画像のアップは差し控えます)を購入。

さらに、「巣立った後でエサを探せなくならないように、自然界の昆虫も与えたほうがいい」という嫁情報から、虫取り網で羽虫やクモ、コオロギなどを捕獲(させられる私)。



初日はなかなか食べてくれませんでしたが、2日目の朝には私の足音を聞くとピーピーと
エサをねだるまでに慣れてくれました。




子どもたちも大喜び。
4羽まとめて「ピヨ」と名付けて、彼らなりに可愛がっていました。


ところが……それからわずか3日後。




朝から濡れ縁でエサを与えていたところ、1羽、また1羽と次々に飛び立ってしまいました…!



まだ飛ぶ練習もロクにしていなく、巣立つには早いはずの4羽。

しばらくわが家の屋根の上で4羽そろってピーチクしていましたが、数時間後、なんと他のツバメが迎えに来るように現れ、一緒に飛び立っていきました。

後で調べてみると、渡り鳥であるツバメは、コロニー(集団)を形成して、寒くなる前に日本から南の国に旅立っていくそうです。

ピヨたちは何とかその流れに乗り遅れることなく、コロニーに入れたのではないかと思います。


突然の別れに、子どもたちは納得できずにワンワン泣いていました。
そこで、嫁が子どもたちにイラスト付きで解説。


これを見てチビたちもなんとか理解してくれたようです。(笑)

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