安宿の窓の風景


こんにちは、編集部のスズキです。

唐突ですが、2年ほど前に、東欧を旅行していたとき、
1泊20ユーロ程度の面白い安宿を探すのが、旅の楽しみの一つでした。

その旅行の中で印象に残っている宿の一つが、
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの旧市街に立つホステル「Hostel Magaza」です。

路地に面した家族経営の小さな宿で、
渋い外観に惹かれて宿を訪れてみると、屋根裏部屋に空きがあるということで、
交渉の末20ユーロ(当時のレートで約2,200円)で宿泊することになりました。

この部屋、天井が低く、狭く、窓も小さいのですが、
そこからの景色がスバラシかったです!

旧市街は盆地の底に広がっており、窓からは、
近くのモスクから、旧市街の広場、取り囲む山々も見渡せます。

もしこの景色がなかったら、ただの窮屈な屋根裏だったかもしれませんが、
この窓のおかげで、狭苦しさはほとんど感じませんでした。

(↑約6畳弱の屋根裏部屋)

(↑窓からの景色です)

(窓から右方向を見ると旧市街)

(↑宿の外から見るとこんな感じです)



窓からの景色が、中で感じる窮屈さまで変えてしまうということを、強く体感。
ちなみに翌朝は窓から入る朝日が顔面を直撃して、この上ないさわやかな目覚め。
窓って大事ですね!

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