こんにちは、編集部のスズキです。
住宅雑誌などで、「カフェのような家」という実例をよく見かけます。
おしゃれで居心地がよく、一人でも家族とでも、友人たちとでも和める空間ということで、
「家づくり」に「カフェ」というキーワードが使われるのだと思います。
「カフェ」と「家」に求められていることは、似ているのかもしれませんね。
ところで、私は旅先で、その土地の地域性が建物に現れているカフェを見つけるのが好きで、
目的の町に着いたら、まずはそんなユニークなカフェを探しに行きます。
3年前に旅行で訪れた、中国雲南省にあるシャングリラの旧市街でも、
伝統的な家屋を利用した、居心地のいいカフェを見つけました。
シャングリラはチベット民族の町として知られており、
旧市街には伝統的な木造建築が軒を連ねています。
そんな旧市街の外れにある「カルマカフェ」は、高い壁で囲まれた中に庭を設けたコートハウス。
日当たりのいい2階の軒下の席では、日向ぼっこをしてくつろぐことができます。
1階は厨房・トイレ・オーナーの部屋などがあり、2階がカフェと貸し部屋という構成。
中庭で遊ぶ猫を眺めながら、お茶や食事が楽しめます。
これを日本で個人の住宅に応用すると、かなり贅沢な建て方になりそうですが、
人目を気にせずに外部空間を取り込む空間構成は、家づくりのヒントになりそうです。
ちなみに、カフェの裏山の山頂には、チベット寺院が立っているのが見えます。
その土地の象徴的な風景を、借景にしているのもいいですね。
(↑外は土壁で囲まれています。けっこう高い!)
(↑カフェの奥の山の上にはチベット寺院)
(↑2階の軒下は居心地のいいテラス席)
(↑けっこう広めです。家具も味があります)
旅行中、家づくりを考えながら、カフェやレストラン、ホテルなどを利用すると、
いろいろなアイデアが見つかりそうです!
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