◆トルコ 建築&都市を巡る旅① ~イスタンブール~

こんにちは!
編集部のスズキです。

7月27日(日)~8月3日(日)の8日間、トルコへ旅行に行ってきました。
今回訪れたのは、イスタンブール、マルディン(シリア国境近くの町)、マラテヤ(トルコ南東部の町)、カッパドキア、以上の4つのエリアです。

トルコは3年前にも旅行で訪れたことがありましたが、その時はイスタンブールだけの滞在だったので、今回は地方にも足を延ばせるということでとてもワクワクして出発しました。

「トルコ 建築&都市を巡る旅」は、このブログにて6回に分けてレポートをしようと思います。



7月27日(日)
まず、初日に訪れたのは成田からの直行便が到着するトルコ最大の都市イスタンブール。
夕方イスタンブールの国際空港に到着し、タクシーでプチホテルがひしめき合う旧市街スルタンアフメット地区のホテルへ向かいました。

2名1泊朝食付きで約13,400円(海外のホテルは日本と異なり、料金が人数ではなく1室分で計算されるのが良いですね。日本も夕食がつかない場合はぜひそうしてほしい…)。
この日は部屋に余裕があったようで、より広いファミリールームにアップグレードをしてもらえました。

…広い!






そして屋上に上がると、すぐ近くには旧市街最大の名所ブルーモスクが眺められます。


スルタンアフメット地区に泊まるメリットは、旧市街の街並みの雰囲気を味わえることですが、それ以上にブルーモスクを眺めながら屋上で朝食が食べられることに特別な価値を感じます。
この荘厳で巨大な建築を眺めていると、「ああイスタンブールに来たんだなあ」としみじみと感じられます。

ちなみに私、わかりやすい建物が好きで、左右対称の宗教建築は基本的にだいたい好きですw。

ホテルから歩いて5分程でブルーモスクがある広場へ到着。
この日はラマダン(断食)最終日ということで、広場はお祭りのような雰囲気でした。


賑わう公園を歩いていると子どもが寄ってきました。
険しい表情で何かを要求するように手を差し出す少女。
私と妻はここぞとばかりにお金…、ではなく前日に準備をしてきたあるものを差し出しました。
水引きを使ったヘアアクセサリーです。

私たちはその一週間前に結婚式を挙げており、頂いたご祝儀袋についている大量の水引きをどうしようかと考えた結果、アクセサリーにしてトルコの子どもたちに配ることに決めていたのでした。
旅行前日にせこせこと作っていたヘアアクセサリーを渡すと、駆け足で仲間のいるところへ戻っていく少女。

すると、先ほどとは全く異なる柔らかい表情で仲間を引き連れて駆け足で戻ってきました。
他の3人の子どもたちにも水引きを渡し、写真を撮りました。
みんなとてもいい表情をしています。
おそらくお金を渡してもこうはならなかったのではないかと思います。


ちなみにこれが水引きアクセサリー。


嬉しそうにまたどこかへと駆けていく子どもたちを見送り、私たちは食事をして、スルタンアフメット地区のカフェでお茶をして帰りました。




翌朝、楽しみにしていたブルーモスクを眺めながらの朝食を済ませ、散策へ出かけました。


ホテル前の小路。


屋台で買った50円のパンを食べながら歩き、広場で50円のチャイを買ってプラスチックのスツールに座って休憩。
大都会なのに、街そのものが居心地のいいカフェのように楽しめる文化がとても好きです。






その後、3年前に来た時に訪れたクルド人居住区の下町を訪れました。
その時に写真を撮った下町のぶどう売りのおじさんに、3年越しで写真を渡そうと思っていました。
しかし、おじさんは見つかりません。

近くの露店のお兄さんに写真を見せながら聞くと、なんとおじさんの息子さんでした。
写真を渡すとたいへん喜んでくれて、チャイをごちそうになりました。

右がおじさんの息子さん。


3年前に出会ったぶどう売りのおじさん。


その後、途中の道でブルーモスクに劣らない立派なイェニ・ジャミィを見学。
鮮やかなタイルで覆われた建物内部には、高い高いハイサイドライトから神秘的な光が降り注ぎます。
写真ではそのスケール感が伝わりにくいですが、思わず息をのむほどの荘厳さが感じられました。








お昼に近づき、私たちはホテルに戻って荷物をピックアップ。
タクシーで昨日来た道を引き返し、空港へと向かいます。
そして、今回の旅で絶対に行きたいと思っていたシリア国境近くの街・マルディンへと国内線で出発しました。

つづく

→第2話マルディンへ

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