オガスタ新モデルハウスに行ってきました!

こんにちは、編集部の鈴木です。

“オガスタ”の愛称で親しまれているオーガニックスタジオ新潟の新モデルハウス(新潟市中央区網川原)に遊びに行ってきました。
こちらは2018年1月に正式オープンしたばかりですが、私たち(編集担当の私と営業担当の佐藤)が訪れたのは12月25日のこと。その日は1日だけ業界関係者向けのプレオープンということで一足お先に見学をさせて頂いたのでした。

こちらのモデルハウスにはポイントがいくつかありますが、次の3点が印象に残りました。
①美しい景観・街並みをつくる外観デザイン
②上品なリゾートのような居心地のいい空間
③新しい全館暖房システム

まず①ですが、このモデルハウスは「網川原まちなみモデルハウス」と名付けられており、景観を意識してつくられています。実はこのモデルハウスはオガスタが購入していた3つ並んだ区画のうちの一番右に建てられており、すでに左端にもオガスタの住宅が完成しています。中央にも家が建つと、計3軒のオガスタ住宅が並びます。
この3軒の外構にはガイドラインが設けられており、アルミフェンスやコンクリートブロックなどで敷地境界を明確にするのではなく、樹木などの植栽で緩やかに区切るということだそうです。
かつて建築学生だった私が大学で教えられたことで印象に残っていることの一つが「建築は社会的行為であるから、社会的責任を伴うものである」ということ。
分かりやすく説明すると「人目に付く大きな物を作るのだから、変な物を作って地域に迷惑を掛けてはいけない」ということになるかと思います。
ヨーロッパなどの旧市街を訪れたことがある人は分かると思いますが、国・自治体・市民が景観や文化の維持に非常に重きを置いているのを実感できます。
しっかりと維持された美しい都市は多くの旅行者を魅了し、重要な観光資源になっているのはもちろんのこと、街全体が市民にとって居心地のいいリビングのような場所になっています。広場に面したカフェの屋外席で楽しそうにビールを飲んで過ごしている地元のおじさんたちを目にすると、本当にいい街だなと思ってしまいます。
翻って日本の街に目を向けると、ヨーロッパの旧市街のようなスケールで景観が維持されているケースはありません。
経済合理性が優先された結果なのか、日本人に真の公共精神が欠如しているのか?戦争で多くの日本の都市の歴史的な街が失われてしまったからなのか…?
(このテーマで3時間はお酒が飲めそうなので、この辺で…。)

話を戻しますと、こちらのモデルハウスはただ単体で存在しているのではなく、「街並み」という社会的なテーマにも踏み込んだ計画なのだというのをお伝えしたかったのです。

気軽に読み切ってもらうのが目的の編集部ブログとしては、そろそろ文字数の限界になりそうですので、ここから先はざっと写真と共にご紹介します。
(が、いつものごとく引きの写真を撮っていないので詳しくはオガスタさんのHPをご覧ください)

まず、こちらがポーチ。とても分かりにくい写真ですみませんが、格子で囲まれたテラスのような場所が左にあり、右側に玄関ドアがあります。どこを見ても木の質感であふれています。
この日はクリスマス。
シャンパン(ノンアルコール)でおもてなし頂きました!
赤みがかった色で着色されたソファーは上越市の家具工房ゲイミンカンのオリジナル。クッションの硬さもちょうどよく、ここに座ると、再び立ち上がるのが億劫になる程の心地よさが愉しめます。
室内全体を照らすのではなく、ポイントポイントから光がにじみ出るような照明計画。
上品なホテルのラウンジにいるような「いい気分」に浸れます。
障子は縦のラインが際立つ格子が特徴的。手漉き和紙のサイズに合わせて水平方向の枠の位置が決められているそうです。

その上を見上げると、天井もまた格子。
一つ一つ現場で大工職人さんたちが木材を取り付けていったのだそうです。
天井を見上げながらの体力的につらい作業。丸4日間掛けて150本の木材を貼り付けたのだとか。そんなクラフトマンシップにも注目です。
緻密な設計と職人技により、冒頭の②上品なリゾートのような居心地のいい空間がつくられているのでした。

ところで写真では伝えられませんが、このモデルハウス、とっても暖かいです。
と言っても、今時は断熱性能にこだわっている多くの住宅会社が「うちがつくる家は暖かい!」と言うので、新しい家が暖かいのは決して珍しいことではないのですが、暖かさの種類がちょっと違いました。
なんというか、自分を取り巻く360度全方位ムラなく暖かいという感覚なのです。

その秘密が、冒頭で挙げた③新しい全館暖房システムで、「ダクトエアコン」という仕組みなのだそうです。
暖かい室内の空気の温度を落とさずに換気ができる「熱交換型換気システム」とエアコンを組み合わせたもので、納戸に設けられたエアコンで暖められた空気がダクトを通って全館へと運ばれ、それにより私が感じた全方位ムラなく暖かい感覚が得られているようです。
そして、そのような設備と共に断熱性能ももちろん非常に高いので、省エネ性も高い。
こちらはリビングのFIX窓で、枠がほとんど目立たないので存在感がないのですが、トリプルガラスが入っています。

2階も1階とほとんど温度差がないところがポイントですが、2階のこの寝室!

とてもいい雰囲気です。壁に取り付けられているのはオーストラリアの鉄道の古い枕木なのだとか。謎のしわしわがアート作品のようです。
寝室内にはデスクが。
日本的な趣もある空間ですが、ルイスポールセンの照明が似合います。

居心地の良い空間を追求し続けるオーガニックスタジオ新潟。
いつかリゾートホテルをプロデュースしちゃうんじゃないか!?と思ってしまいました。

こちらのモデルハウスは予約制となっています。
ご興味のある方はオガスタHP内の予約フォームから予約をしてみてはいかがでしょうか。

取材協力:オーガニックスタジオ新潟 株式会社

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