新しい町のガイドブック「マチオモイ帖」が、旧白根市商店街の空き店舗で展示中!

こんにちは!編集部の鈴木です。
先月、新潟市南区の旧白根市の商店街に取材に行ってきました。

商店街の空き家になった町屋をアートイベントの会場として活用するという面白いリノベーション実例の取材で、記事は「新潟ハウジングPOST」にて掲載しています。

ちょうど、この会場の一角にて「日本中がマチオモイ 2015 新潟展」が行われていて、これもとても面白かったので、こちらのブログで紹介します。

そもそも「マチオモイ帖って何!?」と思われるかもしれません。
「マチオモイ帖」とは、2011年東日本大震災が起こった年に一人の女性クリエイターが始めたプロジェクト。
自分たちを育んでくれた家族や友人、地域を改めて見つめ直し、自分の目線、自分の言葉で伝える小さな冊子を作ることが「マチオモイ帖」の始まりだったそうです。

この活動は共感の連鎖を起こし、今では日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などのクリエイターが参画する大きなプロジェクトへと短期間で成長をしています。

「マチオモイ帖」の公式HPには、「ガイドブックにも載っていない町や、知らなかった町が、自分だけの視点で紹介されることで、今まで見たこともない景色や、新しい日本が見えてくるかもしれません。」との説明が!

ニッチな情報、「思い」や「ストーリー」のある情報を頼りに旅をする。
マチオモイ帖はアナログだからこそ、いっそう作り手の思いが強く伝わってきます。

そんなマチオモイ帖ですが、さらに詳しい解説は公式HPをご覧ください。

で、こちら南区のアート会場「中伝商店」に展示されているのは、東北や北信越のマチオモイ帖。町屋の奥で、坪庭を眺めながら閲覧できます。
↑市民ワークショップで作られた白根のマチオモイ帖。
↑こちらは富山のマチオモイ帖。目の前は坪庭です。
↑こちらは長野県塩尻の方が作ったもの。
↑群馬県中之条。
↑新潟県のもの。
↑福島県のもの。
↑会津の方が自ら登場して紹介。

これほどに個人の熱い思いが入った町のパンフレットはなかなかないですよね。
旅に出る前に、目的地のマチオモイ帖をデジタルブックで読めたら面白そうだなーと思いました(が、残念ながらデジタルブック化はしていないようです…)。

マチオモイ帖を見ながら、個人の方が紹介する町に思いをはせたり、自分の住む町のことを改めて考えてみたり。そんな「町を思う」時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

会期:2015年8月22日(土)~10月12日(月・祝) 会期中無休
会場:中伝商店(白根商店街内) (新潟市南区白根2908)
平日 13:00~17:00  / 土日祝 10:00~17:00
入場:無料
参考HP:新潟市南区観光協会 水と土の芸術祭2015

(ハウジングこまち編集部 鈴木亮平)

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