ミニ盆栽とモデルハウスのコラボレーションを見学

こんにちは!編集部の鈴木です。

以前、新潟ハウジングPOSTで取材させて頂いた「ぼんさい屋とき」さん(記事はこちら)のミニ盆栽が、2つの住宅会社さんのモデルハウスやオープンハウスで展示されるという話を聞き、週末見学に訪れました。

まず1軒目はナレッジライフさんのPURE VILLAGE NIIGATA(新潟市西区善久)。

こちらには計4棟のモデルハウスが集まっていますが(さらにカフェ&レストランも!)、その中の一つ「Pureの家」に展示がされていました。
玄関ホールのテーブルや、キッチンのカウンター、和室、TVボードなどにさりげなく置かれている盆栽たち。自然素材の家との相性も良く、家と盆栽が互いに引き立てあっているように思えました。
実は今回の企画を担当したナレッジライフの間久美子さん自身もミニ盆栽好き。
色々なテーブルや空間にちょこんと置くレイアウトにも、間さんのミニ盆栽への思いが溢れています。

そして、同じ敷地内に6月にオープンした新しいモデルハウス「lounge DESEN」も見学させていただきました。
 (写真:ナレッジライフ公式HPより)

こちらは海外の品のいいリゾートホテルのような雰囲気を感じさせる、ちょっと特別なモデルハウス。どこにいても寛げる上質な空間となっています。

ゆとりのあるアプローチや広いウッドデッキ、芝生の庭などもあり、ゲストハウスウェディングが行われそうな本当に素敵な空間です。「家づくりを考えていない方にも是非気軽に訪れてほしいですね」と間さん。

実はこの日はこの場所でぼんさい屋ときさんの盆栽づくりワークショップが開かれていました。先月はこちらでガーデンレストランを開いたそうです。
イベントも定期的に開催されるので、「lounge DESEN」が気になる方は要チェックです。

そして2軒目は、新潟市中央区京王で行われたキューブデザインさんのオープンハウス。

「樹々と共に育つ家」と題されたお宅は、白いシンプルなファサードに、庭の緑が映えます。
こちらの庭は以前、新潟ハウジングPOSTでも取材させて頂いた「越後苔匠」さん(記事はこちら)によるもの。雑木林を再現したかのような庭が、実際以上の奥行を感じさせますね。住む人にとってだけでなく、街並みにも貢献する素敵なお庭です。

そして中に入ると、和室の一角には「ぼんさい屋とき」さんのミニ盆栽が展示されていました。場所を選ばずに、ちょっとしたスペースにも置けてしまうミニ盆栽の良さが感じられました。
実施設計を担当した渡辺宣一さんが内部を案内してくださいました。
空間全体のことだけでなく、ディテールまで丁寧に説明をして下さる渡辺さん。

例えば、こちらのキッチン兼ダイニングテーブル。中にスチールの躯体が入っていますが、天板だけでなくサイドにも木を組み合わせることで、スチールの存在感を消し、木の素材感を見せています。
2階のデスクはぽんと床に置いてあるように見えますが、そんなことをしたらデスクはとても不安定になります。実はこのデスク、床の下にある梁に固定してあるそう。細部に余計な凸凹を見せないようにという、設計士の配慮や高い美意識が随所に見られます。
2階の個室の一角には渡辺さんがデザインしたというテーブルも。天板にスチールの脚を組み合わせるだけというシンプルなつくりですが、安定感&上質感ある素敵なテーブルでした。天板の4カ所に差し込んだ脚が見えるというさり気ないデザインも素敵です。
ミニ盆栽のほかにも「minka -眠家-」さんのベッド&マットレスや、「ボー・デコール」さんのギャッベといった、それぞれの専門分野を追求するショップの製品もこのモデルハウスで見られました。

ナレッジライフさん、キューブデザインさん。それぞれテイストの異なるこだわりの住宅を提供するビルダーさんですが、それぞれのモデルハウス&オープンハウスで共通していたのは、建物だけでなく「暮らし」を感じてほしいという思いでした。

家はもちろんのこと、そこに置かれる小さなものにも暮らしの質を左右する力が秘められています。そんなことも意識しながらモデルハウスやオープンハウスを訪れると、短い時間でもより多くのことを感じ取れるかもしれませんね!

取材協力:ナレッジライフキューブデザイン
参考URL:ぼんさい屋ときminka-眠家-ボー・デコール

(ハウジングこまち編集部 鈴木亮平)

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