木の香りに包まれた素敵なお宅の完成見学会にお邪魔してきました

こんにちは!編集部の高橋です。

先日、梅澤建築さまの完成見学会にお邪魔させて頂きました。

梅澤建築は下越地区を中心とする地域密着型のビルダー。
自社大工による確かな施工と造作家具、自然素材をふんだんに用いた家づくりが特長です。


今回お邪魔したのは、若いご夫婦が建てられたという聖籠町のお宅。
一階はLDKと和室、水回り、それに車がご趣味だというご主人のためのインナーガレージ。二階は寝室と子ども部屋になっています。家中どこにいても木のいい香りが満ちているのが非常に印象的なお宅でした。

LDKからご紹介します。
まずはこちら。


造作のテレビ台がシンメトリカルで美しいですね。
テレビ後ろに設けられた二つの窓は、風の通りを緻密に計算した上でのもの。
壁の後ろは隣の住宅になっていて、家と家との間を風が通りやすいのですね。
だからここに窓を設けて、風通しをよくしているのだそうです。

テレビ台の両隣には収納が。米ヒバを用いた造作の棚になっています。


米ヒバとはヒノキの仲間で、強い防虫効果と耐久性をもつので、収納には最適な素材です。色も綺麗で、独特の香りも特徴的です。

キッチン側を眺めると、こんな風になっています。


床に用いられているのは竹。歪みにくく、防虫・消臭効果に優れます。
特にアンモニアに強いためペットのいるご家族にはぴったりとのことです。

キッチン前面から天井にかけては杉が張られています。
竹張りの床と色の変化がついて見た目も綺麗でした。

杉板張りの天井。こんな風に板を縦長に張るのは高い技術を要するようです。

キッチンからみるLDK全景はこんな感じ。




キッチンには造作の踏み台もあります。

3つのかわいらしい踏み台。置かれているのはキッチンに隣接するパントリー。

さらには、まな板も社長の手作りです。



LDKに隣接した和室にも、造作のテーブルが据えられていました。


ちなみにこの和室、掃き出し窓をカーポートに直結させています。
なぜかというと、車の中で寝てしまったお子様を、起こさずに直接和室に移動させられるための工夫なのだとか。
玄関経由だとどうしてもお子様を起こすか、抱きかかえて連れて行くしかないので、これは小さなお子様がいるご家族にはとてもうれしいアイデアですね。
社長自身のご自宅で試し、非常に便利だったので提案されたとのことです。

続いてインナーガレージを。


広々とした空間ですね。写真左のドアから玄関に直結します。
写真では伝わりづらいですが、道路や玄関との勾配差が緻密に計算されています。

ガレージ奥のスペースには、造作のタイヤラックがあります。こんなものまで造作してくれるのですね。

ガレージ奥に据えられた木製タイヤラック

続いて2階に移りましょう。
階段を上ると、大きな窓から明るい光が差し込みます。
2階も床は全面竹張りです。


子ども部屋はこちら。

将来的に間仕切りも可能な広々スペース



続いて寝室。
まさかのベッドまで造作です。



もちろんサイズは手持ちのマットレスぴったりに作られています。

寝室の隣にはウオークインクロゼットも備えられています。


クロゼットは桐でできているので、全体がすでに桐箪笥のようなもの。
高い防虫・防湿効果が期待できます。

さらに、寝室の奥にはこんなスペースが。




籠もれる書斎です。ご主人が趣味の読書にふけりたいとご希望したものだそう。
中は高すぎない天井で隠れ家感がありますね。

書斎の中。テーブル類はもちろん造作


今回ご案内頂いたのは代表の梅澤社長。
明るくフランクな語り口の中に、自社の確かな技術力への誇りがにじむ素敵な方でした。
今後も完成見学会を行うようですので、下越地方にお住まいの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

取材協力:有限会社 梅澤建築























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