テーマは“山ん中”

ほんとは水曜日担当の沢井です。

この時期、梅雨のおかげで庭の緑が活き活きとしています。

このブログでも度々、庭ネタを書いていますが、やっぱりこの季節は庭のことを書きたくなりますw

わが家の庭のテーマは「山ん中」。
家を建てた3年前に、造園屋さんに木だけ植えてもらって、下草は自分でコツコツ増やしています。

理想を言えば、本当に山の中に家を建てたいところですが、現実問題なかなかそうはできないので、風景だけでも近づけたい。

理想はこれ…!↓ 吉村順三の「軽井沢の山荘」です。


遠く及びませんが、せめて新潟の山に生えている山野草で庭を埋め尽くしたいのです。


特に好きで、これからも増やしたいのがイカリソウ。
緑の中でも、イカリソウの緑はかなり別格で好きです。


コゴミ。
シダ系の中ではコゴミとゼンマイが好きなので、この2種類をもっさり増やす予定です。
家の基礎の部分が隠れるほど、家の周りはコゴミで埋め尽くしたい。


このへんのシダは…名前が分かりませんw


ちっちゃなイカリソウとアケビ。


アケビは葉っぱの形が好きです。


これは…コゴミの赤ちゃんでしょうか。
こんな感じで、ちょっとずつ増えてくるのが嬉しい。
上に見えるツタ系のやつは勝手に生えてくる雑草ですが、嫌いじゃないので適度に残しています。
コゴミの左上に見える深緑の草も、たぶんイカリソウですが、かなり色が濃いです。
イカリソウにもいろんな種類があるみたいです。



アプローチのあたりをちょっと引いて見るとこんな感じです。
いちばん手前(下)に見えるのがゼンマイ。
まだまだ土が目立つので、もっともっと緑を増やしていきます。

梅雨どきは雑草にとっても恵みのシーズン。増やしたくない草もどんどん生えてくるので、この時期は草取りもなかなか大変です。

山野草と言えど、山に生えていて形がいいってだけで、雑草みたいなもんです。
そう考えると自分の好きな草だけ贔屓して、そうではない草を駆逐していく草取りは、ほんの少し罪悪感というか、ちょっと複雑な心境になることもあります。

「自然」というなら、平地では雑草が茂っている状態が自然なわけで…。

まあいいやw

先日、取材したお宅のご主人が「家は建てたらだんだん古くなるけど、庭は年月が経つにつれてどんどん良くなっていく」と仰っていました。まさにその通りだと思います。

そこで、これから家を建てるみなさんにちょっとだけ提案です。
ほんの少しだけでも、自分で手を入れて少しずつ良くしていく余白のスペースを残しておきませんか?
私の場合は「予算を造園にまで回せなかった」という切実な問題がありましたので、余白のスペースが広くなりすぎましたが…w

家を建てた瞬間がMAXではなく、10年後、20年後のほうが魅力的になる。
そんな家に、なったらいいなと思います。

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