編集部の鈴木です。
広い目で住宅について考えるときに、既にある大量の住宅ストックをどのように活用していくか?というのは、今後ますます重要になる社会的な課題の一つです。
しかし、なかなか中古住宅はクセがあるものが多く、生活者側も住宅会社側も躊躇してしまうケースが多いというのも事実。
まだまだリノベーションという考え方も、新潟では発展途上です。
しかし、今日見せて頂いたリノベーション住宅は、まさに中古住宅のクセを全面に受け止めて、そのユニークさを最大限に活用し素敵な空間に変えていました。
こちらです!
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiKp79f_AHOvZjY-Gqi870YJ5Ok9D-lcHY79-MynSrHMIeSERageNK1iVWI1yBwQRkhrfCNju82XkqhIasi_A6js5f-axyvXjNiTRVMR2lZdloguJ5vET_IND8Y0eE67t5UYgYIbqHCTvAi/s1600/IMG_8427.JPG)
西蒲区の海辺にほど近い集落の一軒家ですが、なんと築140年の建物です。
約50坪の平屋で、日当たり良好、通風最高!
古い日本家屋の良さがしっかり備わっています。
庭が広々としているので、窓やカーテンを開け放っていても、全然気にならなそうです。
新潟市中心部から車でわずか30分で行ける所にこのような場所があることが、新潟で暮らすことの大きな魅力かもしれませんね。
内部も少し写真を撮らせて頂きました。
元々は畳敷きの続き間だったところですが、建具を取り払い、部屋を繋げ、縁側だったところも一体としています。
そのため、非常に明るいです。風の通りも抜群ですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOeVc6Rb5wonydP-i7Zc3youLPAQLwF_tn_eUvZJkdz0vqTG5-tZPqkF5R588NWb2kS2Gd9RZ_ESIGWbfnCF_8aac7stuXTnzARDdjMiIQ_FDOKpbkIMTO7Da37xisuRV3SgtbUWrJ3nCa/s1600/IMG_8403.JPG)
かつての縁側部分。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgmFrHB1KToO31t8neDNdcoEuX_53-mXgCyBDkiD4c16eemnW8br9_QK6GIkZd7dI2bMIAKBLbeR72-lnYK0ONCtoL8vL-N13C_jQUi-fa4WJQgOTDLgIRRjKDctHfCddF4k29Xv90VezAR/s1600/S__11173938.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiW1LI0shyzCjFNIVQsy2BDPfs9yVFOZnbID0hPr5_m9JUkQOw08t4IygxTjzzSfuMUBtsWS0qOEn0rgBT0qUz0HgbX6FN3QuVLtidvJrsHpx__0WHk49iNR25bUPJwTf-Qlx7m1wBLArqA/s1600/S__11173937.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiFk4qwLcuiNvU4Q8KXjm_i4iC9R4neymhS2jBBId0E0GATtpeiPWFk9DB9MTs_qAKHNzmiawIBtvuWnnff5oVC8EkFI1_P3i-XXFqEQYWXfEr7eYvNM9cQjhsH11QIgE_BtWa5trvjjDTN/s1600/S__11173940.jpg)
リビングからダイニングを眺める。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpmPpD-hlZlvmDMzBTKH68lg-tmM2dFrLyPVkuazIeEtyDEOrkutnXJ8GfYb97PlBjr2FqOxQTxk1Ds8Ex1nw6mncnEShv1DI2ZD0EfrTgfDUmV0-LlWrmDPBVrsh7GR0xG-DPYAtP2oXu/s1600/IMG_8409.JPG)
ダイニングからリビングを眺める。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLZkjb9DsBtlHl_gXcKLtAZS8hjAzbotFRlzgi-R8-YKzbEmQBimiTpr1vzdbhbhksBUSsIQ6NIVOhZiXCEwaGayOpmNRUOYdt4i6_SoN0QXbyk9s4mZktVoSnGDL1dqU0epVPxitN7uDa/s1600/IMG_8406.JPG)
こちらの棚は2×12材で組み立てて着色した物だそうです。かっこいいですね!
畳敷きだった床は無垢フローリングに張り替え、壁は白いペンキを塗った板張りに。
この板を造作のキッチンにも使うことで、コストを抑えながら大きめのキッチンを実現しているそうです。
コストを抑えているのに安っぽく見えない。
それどころか、すごくリラックスできる心地いい空間が実現されています。
傷だらけの柱もまたいい雰囲気を醸し出しています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghk3greI8M0at0-z1eVr74Zp40qRVUopAwUKl4Azm4hRsmslNQPR7-BXFHmNBHe9EDWVlyIVUDyuo4d37YhVqU3d1DbL1RdCDktVNRVnOFPQZbRbleW3CrwvJBr4tdr8DzxnhPo6vpoXi-/s1600/S__11173941.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTnTFoebRlM78Ri_Sqhfu-Wnnr3IIC4N48w2VduWkSL8W8NWO4-yoq_VcJ8HzhffXCrcfNlj5Yq91sLu1tq-qr4hoSnZfDBWe2jrQ54oS0ZLZnlsSsb2tUY9T7_MjkehVz_jktbuaiCV8m/s1600/IMG_8422.JPG)
ダイニングからキッチンを眺める。
北側に大きめの開口部があるので、気持ちのいい風が抜けています。
奥に見える緑はお向かいのお宅の庭の緑。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2dGvSArMFCzyk5ukEbASEfGxhpn4f1b0kZvU72GCBYG9QFDXFoixrqHq-8e7O9X_nnfSnBmD-JpxYM4nyLaFVf9Ckk_wF3llHtxLvu1rzI3_MX9LGQth0us8UcIyq7hUSwFsvx03LPZ-f/s1600/IMG_8415.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLCfoi5KCu76Ib3cuFZJvxUhioLaeTfXck7OGCnRmrKSENeWiJvXag6ds72aVdpXfrgplgNccidf6C6OrelcZKf4Q6LALtuHvxmSwTwfh8T6i0aDdZRu3UUxFXiUkHVohlTWzXmyLhhEj-/s1600/IMG_8423.JPG)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrz9LET_wnVjTvCXjXjbW-sJHahTL0mqW9Hgnwa-tTk0u-E56MWrE0CEVj-WYmia7RFawTjE9dLGoGE1wFFDKXW6SabGaEQKz5ln35l7FFs7ZuIjTm7Yduvri-kKWICCxBrYhaqYZgXcqz/s1600/S__11173939.jpg)
キッチン内部も広々。背後のカウンターも造作です。
ただ、古い家が持つデメリットもあります。それは気密断熱性能の低さ。
これは冬の寒さが厳しい新潟では致命的です。
しかし、この家は床下から壁まで徹底的に断熱改修が施されていますので、
夏は涼しく、そして冬は暖かく過ごせることでしょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhF3ifKA9RmfHIOh2H0xzQMLY85wTprpweQgiG2fg00x9aX2QboOqEEUwYq7nEegd928X3zbL4rwOVUoo9QPUGitF4PWWHuyEFplGKS3yDtW48dcnwInCX6cyXTlD3ScZZ_vUr9ELfoR2R_/s1600/IMG_8417.JPG)
こちらは玄関。なんと扉は回転式なのです。
古い住宅のクセを生かすことで、魅力的な新しいライフスタイルが生まれる。
空き家に新しく人が住むことで、集落に活気がもたらされる。
まさにこちらのリノベーション住宅は、増え続ける空き家問題を解決する魅力的なモデルケースと言えそうです!
ちなみにこちらの住宅リノベーションを手がけられたのは、アサヒアレックス新潟さん。
下記のブログでこの建物の改修過程も詳しくご覧頂けます。
↓
アサヒアレックス新潟 石田伸一さんのブログ
(鈴木)
広い目で住宅について考えるときに、既にある大量の住宅ストックをどのように活用していくか?というのは、今後ますます重要になる社会的な課題の一つです。
しかし、なかなか中古住宅はクセがあるものが多く、生活者側も住宅会社側も躊躇してしまうケースが多いというのも事実。
まだまだリノベーションという考え方も、新潟では発展途上です。
しかし、今日見せて頂いたリノベーション住宅は、まさに中古住宅のクセを全面に受け止めて、そのユニークさを最大限に活用し素敵な空間に変えていました。
こちらです!
約50坪の平屋で、日当たり良好、通風最高!
古い日本家屋の良さがしっかり備わっています。
庭が広々としているので、窓やカーテンを開け放っていても、全然気にならなそうです。
新潟市中心部から車でわずか30分で行ける所にこのような場所があることが、新潟で暮らすことの大きな魅力かもしれませんね。
内部も少し写真を撮らせて頂きました。
元々は畳敷きの続き間だったところですが、建具を取り払い、部屋を繋げ、縁側だったところも一体としています。
そのため、非常に明るいです。風の通りも抜群ですね。
かつての縁側部分。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgmFrHB1KToO31t8neDNdcoEuX_53-mXgCyBDkiD4c16eemnW8br9_QK6GIkZd7dI2bMIAKBLbeR72-lnYK0ONCtoL8vL-N13C_jQUi-fa4WJQgOTDLgIRRjKDctHfCddF4k29Xv90VezAR/s1600/S__11173938.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiW1LI0shyzCjFNIVQsy2BDPfs9yVFOZnbID0hPr5_m9JUkQOw08t4IygxTjzzSfuMUBtsWS0qOEn0rgBT0qUz0HgbX6FN3QuVLtidvJrsHpx__0WHk49iNR25bUPJwTf-Qlx7m1wBLArqA/s1600/S__11173937.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiFk4qwLcuiNvU4Q8KXjm_i4iC9R4neymhS2jBBId0E0GATtpeiPWFk9DB9MTs_qAKHNzmiawIBtvuWnnff5oVC8EkFI1_P3i-XXFqEQYWXfEr7eYvNM9cQjhsH11QIgE_BtWa5trvjjDTN/s1600/S__11173940.jpg)
リビングからダイニングを眺める。
ダイニングからリビングを眺める。
こちらの棚は2×12材で組み立てて着色した物だそうです。かっこいいですね!
畳敷きだった床は無垢フローリングに張り替え、壁は白いペンキを塗った板張りに。
この板を造作のキッチンにも使うことで、コストを抑えながら大きめのキッチンを実現しているそうです。
コストを抑えているのに安っぽく見えない。
それどころか、すごくリラックスできる心地いい空間が実現されています。
傷だらけの柱もまたいい雰囲気を醸し出しています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghk3greI8M0at0-z1eVr74Zp40qRVUopAwUKl4Azm4hRsmslNQPR7-BXFHmNBHe9EDWVlyIVUDyuo4d37YhVqU3d1DbL1RdCDktVNRVnOFPQZbRbleW3CrwvJBr4tdr8DzxnhPo6vpoXi-/s1600/S__11173941.jpg)
ダイニングからキッチンを眺める。
北側に大きめの開口部があるので、気持ちのいい風が抜けています。
奥に見える緑はお向かいのお宅の庭の緑。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrz9LET_wnVjTvCXjXjbW-sJHahTL0mqW9Hgnwa-tTk0u-E56MWrE0CEVj-WYmia7RFawTjE9dLGoGE1wFFDKXW6SabGaEQKz5ln35l7FFs7ZuIjTm7Yduvri-kKWICCxBrYhaqYZgXcqz/s1600/S__11173939.jpg)
キッチン内部も広々。背後のカウンターも造作です。
ただ、古い家が持つデメリットもあります。それは気密断熱性能の低さ。
これは冬の寒さが厳しい新潟では致命的です。
しかし、この家は床下から壁まで徹底的に断熱改修が施されていますので、
夏は涼しく、そして冬は暖かく過ごせることでしょう。
こちらは玄関。なんと扉は回転式なのです。
古い住宅のクセを生かすことで、魅力的な新しいライフスタイルが生まれる。
空き家に新しく人が住むことで、集落に活気がもたらされる。
まさにこちらのリノベーション住宅は、増え続ける空き家問題を解決する魅力的なモデルケースと言えそうです!
ちなみにこちらの住宅リノベーションを手がけられたのは、アサヒアレックス新潟さん。
下記のブログでこの建物の改修過程も詳しくご覧頂けます。
↓
アサヒアレックス新潟 石田伸一さんのブログ
(鈴木)
コメント
コメントを投稿